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5月
DTP担当のJJです。
今回はイラストレータの数ある出力トラブルの中からオーバープリントについて取り上げてみます。
イラストレータでは画面上では表示されていても、出力をした時に文字や図柄などが消えてしまうことがあります。その代表的な物として、「白のオーバープリント」問題が上げられます。
通常、黒色100%以外はオーバープリントのチェックが外れているはずなのですが、色を変更した時などにチェックが残ってしまうことがあります。
確認の仕方としては、表示メニューの 「オーバープリントプレビュー」で表示をすることで実際に出力する時と同じ結果を得ることが出来ます。
□白枠にオーバープリントのチェックが入っていない
□白枠にオーバープリントのチェックが入っている
下図のように絵柄や文字などが消えてしまう時はたいがい「塗りにオーバープリント」のチェックが入っていることが原因です。
パレットの右に△のアラートが出ていることから分かるように、黄色信号の危険な設定といえます。
もしも作ったはずのオブジェクトが表示されていない時はまずは「属性」パレットのオーバープリントのチェックの有無を確認してみて下さい。
なかなか分かりづらいところですが、こうしたところを気をつけると綺麗なデータが出来ますよ。